『エニグマ』
地の国最大規模の闇組織である。
その規模もさることながら、人身売買や戦力増強の為には非人道的な実験を繰り返すなど、黒い噂が絶えない為、この国に属するものでその名を知らないものは居ない。
組織の創設者であり、希代の殺戮者と言われたガーランドが一線を退いてからは、彼の養子であるヴィダール・ブルゴスが組織長として君臨している。
彼の周辺には通称『カーディナルドグマ』と呼ばれる幹部が存在し、組織の中枢を担っていると聞く…しかしメンバーの身体的特徴や性格等を知るものは限りなく少なく、また長であるヴィダール本人も名前以外は”ナゾ”に包まれた人物である。
近年では諸国の対立が激化し始めたため、武器の製造や密輸をはじめ、表社会には到底出すことが出来ない代物を取り扱う競売場の運営など、幅広く分野を広げつつある。
しかし組織の構成員が増加していることから、何らかの人脈があるとみて良いだろう。
ヴィダール・ヘリクス・ノワール・ブルゴス
AGE 38(推定)
性別 男
職業 ギルドマスター
出身 ???
種族 ウルズ
身長 183cm
通称 ブルゴス卿・マスター・朱の暴君・オブシディアンタイラント
趣味 酒の収集・狩猟・特殊重火器の開発
好きなもの 酒・煙草・忠実な部下・戦争
嫌いなもの 無能・退屈・平和ボケした家畜共・【*****】
得意分野 重火器全般・指揮・人心掌握術・体術
組織の創設者であるガーランドが迎え入れた養子で、一線を退いた彼の後任を務めている。
幼少期より重火器や組織の知識・帝王学・果てには諸国の魔法の知識まで幅広く叩き込まれた為、博学であり相当な切れ者。
生い立ちに関しての一切を、養父と【もう一名】以外に口外をしておらず、その一切が謎に包まれている。
対外的には笑みを崩さず冷静な物腰で隙がないが、その内には歪な狂気を孕んでおり、組織髄一の残酷さを誇る。
その残酷さは果たして生まれ持ったものなのか、あるいは…
一方で兄貴肌の一面もあるため、組織内の者(特に幹部)に対しては意外と面倒見が良く妄信されることもしばしば。
ジェレミー・ヒューズ・オール・グライエン
AGE ???
性別 男
職業 カーディナルドグマ金糸雀・執事兼代理人・錬金術師
出身 ???
種族 ドレッジ
身長 178㎝
通称 グライエン卿・パイライトドゥーム
趣味 羊の改良羊とは連れてこられた捕虜を指す。
暇があれば昼夜問わず、羊の改良と称して非人道的な実験を繰り返している。、研究
好きなもの 人の死ぬ瞬間・夜
嫌いなもの 退屈・偽善者
得意分野 錬金術・黒魔術・外交
ヴィダールの傍に常に控えている男。執事兼代理人であるが、それは表向きの姿である。錬金術師であり研究者でもある彼は、業務の傍らで特殊な鉱石による武装の生成や人体に関する研究を行っている。
彼のラボでは"羊"の絶叫や嗚咽が昼夜問わず聞こえる為、同じメンバーでも寄り付くことは殆どない。悲鳴に快楽を覚える真性のサイコパス。
一見人型を保っているが、その正体は【ドレッジ】と言う魔物である。彼らはあらゆる影に潜んで捕食や快楽を目的として人間を取り込み、気に入れば対象の情報をコピーしコレクションするという性質を持つ。
上記の通りドレッジにとって人類は捕食対象であるはずなのだが…何故彼がヴィダールに付き従うのかは不明。
ヘル・ヴィオレ・マリシャス
Profile
AGE 11
性別 女
職業 カーディナルドグマ黒紅・傭兵・拷問官
出身 ???
種族 幽鬼
身長 131cm
通称 ヘル・悪夢の双子・ガーネットプレデター
趣味 読書・お茶
好きなもの ヴィダール・レテ・ お遊戯の時間"お遊戯の時間"と称して行われる拷問の事。見るも無惨な光景が広がるため、二人の”無邪気さ”が垣間見える瞬間でもある。
嫌いなもの 煩いもの・表社会・ジェレミー
得意分野 蹂躙・体術・特大武器・拷問
Biography
幽鬼族の双子の姉。奴隷として連れてこられたところを【特異な才】を見込まれ、幹部入りを果たす。
幽鬼族の特徴と言えば怪力と死霊魔術だが、姉であるヘルは特に身体的能力の発達が著しく、逆にネクロマンサーとしての才能が全くない。感情を表に出すことが極めて少なく、何時如何なる時でも変化が殆ど無いことから、弟とともに悪夢と称される。
弟と主であるヴィダールを大切に想っており、特に弟とは片時も離れることはない。
拷問専属である彼女だが、いざ戦場に出たときにその才を如何なく発揮できるように、現在ローグの下で訓練を受けている模様。
ヘルの専用武器はどれも特殊な鉱石で生成されており、常人では持ち上げることすら叶わない。側近のジェレミーが大の苦手。
レテ・ヴィオ・マリシャス
AGE 11
性別 男
職業 カーディナルドグマ桔梗・死霊魔術師(ネクロマンサー)・拷問官
出身 ???
種族 幽鬼
身長 131㎝
通称 レテ・悪夢の双子・スフェンホロウクレイドル
好きなもの ヴィダール・ヘル・ おとうさんレテに寄り添う大型の死霊。
元は父が使役していたようだ。・ お遊戯の時間"お遊戯の時間"と称して行われる拷問の事。
見るも無惨な光景が広がるため、二人の”無邪気さ”が垣間見える瞬間でもある。
嫌いなもの 煩いもの・表社会・ジェレミー
趣味 うたた寝・裁縫・死霊と会話をすること
得意分野 死霊魔術・精神操作・斥候・拷問
Biography
幽鬼族の双子の弟。姉と共に奴隷として連れてこられた所を引き取られ、遂には幹部の仲間入りを果たす。彼には幽鬼族特有の怪力の才能が全く無く、その代償としてネクロマンシーに長けている。
その実力は幼いながらも、数少ないと言われる術師の中でも随一。彼の傍らには常に”おとうさん”が寄り添っている。
ヘル同様、ヴィダールを大切に想う一方で側近のジェレミーは大の苦手。(本人曰く得体が知れないとのこと)
極めて内向的な性格で他人と話すことは殆どなく、意思の疎通は姉であるヘルが行う。 最近は姉同様、ローグの下で戦場における訓練を受けている。
裁縫を趣味としており、支給された服に細工を施すのが日課。
ローグ・アズール・ファスティオン
AGE 27
性別 男
職業 カーディナルドグマ紺碧・暗殺者・実動指揮官
出身 辺境(該当の地域は紛争により地図から消滅)
種族 エルダーライカン
身長 188cm
通称 ローグ・仮面の男・エクスキューショナーテクタイト
好きなもの ヴィダール・夜
嫌いなもの エニグマ以外の全て
趣味 ヴィダールの身辺警護・訓練
得意分野 体術・斥候・暗殺・ 天功ヴィジョン
幻影やかく乱に特化した、エルダーライカン族の秘術
Biography
今となっては希少なエルダーライカン族の青年。
エルダーライカンには代々天功が受け継がれていたため、発展することを恐れた辺境諸国は種の根絶に奔走した。その結果、家族を失い瀕死であったところをヴィダールに拾われる。(希少価値の高いものを見殺しにする道理はないだろうと、後日彼により語られている)
ヴィダールを"マスター"と呼びひどく心酔しており、彼の目的の為ならばどんな手段をも厭わない。
その圧倒的な能力を見込まれ、斥候・実動部隊の指揮を一任されている。しかし本人の意向により、単身で戦場に赴く事もしばしば。
表社会に出る時には必ず仮面を着けている。